vol.26 サンタクロースは本当にいるの?

クリスマスは子どもの成長を感じながら家族の絆を深める大切な時間

今年も残すところあと2週間あまり。街はクリスマスツリーやLED電飾などで賑やかになり、今年の終わりを肌身に感じる時期になりました。

子どもたちは、サンタさんにお願いしたプレゼントをもらえる日を指折り数えて過ごします。

我が家では毎年12月になると玄関にクリスマスツリーを置き、その頃から子どもたちに問いかけ始めます。

3年前の12月の会話(長男小6、次男小4、三男小2)

「今年もサンタさんは大忙しだから、早めに欲しいものを頼まないともらえないよ。決まったら手紙を書いてツリーの下に置くんだよ!」

「うん、決まっているよ。コピックが欲しいな。」

長男がニコニコしながら答えます。

大好きなマンガを描くための色彩ペンです。

もう知っているんです。サンタさんのこと!

「ぼくはもうすぐ決まりそう。ゲームソフトは今年もダメだから。。。うん、たぶんあれにする。」

次男は真顔で答えます。

少し厳しいかも知れませんが、我が家にはルールがひとつあります。サンタさんにはゲームのお願いはできないと伝えてあるのです。

「サンタさんがね、ゲームばかりする子どもは目も悪くなるし、勉強を全然しなくなるから、ゲームやソフトはあげないって言ってたよ」と。

誕生日は極力何でも聞き入れるようにしますが、我慢することとルールを覚えさせる意図です。

プレゼントの相場はどれくらい?そう思われる方も多いと思いますが、おもちゃメーカーの調べでは高めに算出されがち。我が家では大体3,000~5,000円で収まるようにしていますが、全国平均のようです。早めにお願いが分かれば安く調達できることもありますが、途中で変更されたときは困り果てました!(笑)

「えっと、ぼくは、もう書いたよ!」

三男は自信に満ちあふれた顔で答えます。

好きなキャラクターのフィギュアです。まだまだ微笑ましいです。

長男はそっけないですが、次男・三男はクリスマスイブの夜はそわそわしています。

「早く寝ないさいよ。目が覚めたらプレゼントが届いているよ!」

「うん、わかった!」次男と三男は即座に寝ます。長男は相変わらずのペースです。(笑)

息子たち3人が寝たのを確認して、眠い目をこすりながら少し夜ふかしをして、ツリーの下にプレゼントを置きます。サンタさんは姿が見えないのが前提の我が家ですので、サンタの恰好はしませんが、見つからないように細心の注意を払います。

「お~~~~~っ!やった~っ!」小声にしようと努力しているのがわかる次男と三男の笑い声が玄関中に響き渡ります。「ドタドタドタ・・・トントントン」階段を速足で駆け上がる音で私たちも目を覚まします。まだ午前6時前です。

「おはよ~、今朝は早いね!」

「父さん、母さん、サンタさんにプレゼントもらったよ!」次男・三男がハモって満面の笑みで答えます。

「お~、良かったね!大切にするんだよ」

願いがかなった時の子どもたちの喜びは親にとっても掛けがえのないものですよね。賛否両論があるとは思いますが、いくらクリスマスでも、ただ欲しがるモノを与えるのではなく、ある程度の我慢を覚えルールも守りながらプレゼントを得ることは大切なことだと思っています。

今年12月の会話(長男中3、次男中1、三男小5)

「今年のクリスマスだけどさぁ、これ欲しいんだよ。」

次男がいきなり、当たり前のようにお願いしてきます。

「ぼくはね~、できればこれが欲しいんだ。でもまだ迷ってる。もうちょっと探したいからタブレット貸して。調べて明日決めるね。」

三男は兄ふたりからサンタさんはお父さんだと知らされ、サンタさんへの願いはもうありません。

長男は「おれはもういいよ。どうせ受験だし、特に欲しいものはない。」と反抗期と受験のストレスで半分捨て身です。

親として姿の見えないサンタさんになれる楽しみが、今はもうなくなってしまいました。もちろん、この時がいずれは来るとわかっていましたが、子どもが成長した証だと自分に言い聞かせながらも、本心は寂しい気持ちです。

せめて、プレゼントを手渡しではなく、今年もツリーの下に置こうと思っています。。

 各ご家庭でクリスマスの過ごし方は色々なケースがあると思いますが、一生残る思い出となる大切な時間のひとつです。

 我が家のケースが良いかどうかはわかりませんが、サンタさんにお願いするプレゼントにも一定のルールがあれば、子どもは自ずとお願いすべく価格帯をも学びプレゼントを選びます。過去において、ものすごく高価なモノを欲しがった時には、「サンタさんがお父さんの夢に出てきてね、それは用意できないんだって」とサラッとなだめてきました。子どもは意外にすんなりと聞き入れてくれます。

クリスマスは、純真無垢な子どもの気持ちやお願いを聞き、親サンタさんと子どものロマンティックなコミュニケーションがとれる最高の時間です。

お金では計れない、これぞ真のプライスレス!

 みなさんは、今年どんなクリスマスをお過ごしになるのでしょう。

Wish you a Merry Christmas!

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