132.気になる中国企業

『米中貿易戦争の行方がまた見えなくなったね。実務者レベルの話し合いが上手く進んでいたの矢先に、アメリカ議会で香港人権法(香港自治を認める)が決議されたので、中国はこれに激しく抗議しているよ。』

『一難去ってまた一難ね。』

『そうだね。そんな政治情勢もさることながら、中国経済をもっと注視すべき事態があるよ。それは、中国企業が発行した社債(債券を発行し借りたお金)の債務不履行(借りたお金の利息や元金を返せなくなること)が増加し続けているんだ。』

『どういうこと??』

『中国企業は実力以上の借入れをして事業を行っている企業が多く、そこに米中貿易摩擦の影響が加わり業績が悪化してしまい、借金の返済ができなくなった企業が増えているんだ。』

『これからどうなるの?』

『過去に中国中央政府は公共投資を精力的に行い、かさ上げしてきた経済を2018年から平常時に戻すべく過剰債務の圧縮に努めてきたのだけど、そこに地方政府の財政難が重なりダブルパンチで中国景気が減速の一途をたどっている。米中貿易摩擦の結末には目を離せないよ!日本にとっても対岸の火事とは言ってられない。』

『やっぱり、世の中の動きから目が離せないわね!』