133.アメリカ中央銀行政策金利を現状維持

『10日・11日に開催されたFOMC(政策金利などを決める会議)で、市場の事前予想通り現在の金利誘導目標(FF金利)のレンジを1.5~1.75%で据え置いたよ。』

『これからどうなるの?』

『米中貿易戦争の影響を受けて、全世界に景気減速が見えたので、景気が腰折れしないように今年は3回の金利引き下げを行ってきたけど、昨今アメリカの景気はしっかり持ち直していること、米中摩擦も一部解消してきたことで景気の安定が確認できてきたので、政策金利の変更は来年も含め当面様子を見ることになった。』

『どういうこと??』

『先日発表された雇用情勢を見ても失業率は改善し雇用者数も事前予想に反して伸びている。これ以上金利を引き下げる必要はないよね。』

『これからどうなるの?』

『来年11月、アメリカは大統領選挙がある。共和党トランプ大統領が再選を果たすのか、民主党が巻き返すのかに全世界の注目が集まる。その行方次第では米中貿易戦争も含めて状況が変わるかも知れないからね。アメリカの景気が良くなり金利が上がれば、その影響は世界に広がり日本の金利にも大きく影響するよ。

『やっぱり、世の中の動きから目が離せないわね!』

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