131.アメリカ利下げ・日本現状維持で今後は

『昨日アメリカ中央銀行は、今年3度目となる事前予想通りの利下げ(▲0.25→政策金利1.50~1.75%)を行ったが、年初に予想されていた2019年度内にもう1回の利下げ予想は薄らいだ格好となった。』

『たしか日本も昨日と今日で大事な会議があったわよね?』

『そうだね、アメリカ中央銀行FOMC(政策金利などを決める会議)の結果を見守り、日銀は金融政策決定会合で現状維持を決定し、黒田総裁の発言からはフォワードガイダンス(将来における金融政策の方針のこと)として、景気動向次第では更なる金融緩和(現状政策の深堀:利下げや資金供給量を増やす)の準備があることを強調されたよ。』

『どういうこと??』

『日銀の本音は円高を避けたいわけ。アメリカ利下げ+日本現状維持→市場が金利差縮小に反応し円高になることを避けたい。将来そうなりそうであれば更なる利下げをするって言うことだよ。』

『これからどうなるの?』

『益々、アメリカ中央銀行の金融政策と米中貿易戦争の行方をよく観る必要があるよ。次回のアメリカFOMCは12月10~11日だと覚えておいてね。』

『やっぱり、世の中の動きから目が離せないわね!』

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