117.アメリカ財務長官から日本へ強烈な圧力!

『13日、アメリカの財務長官(ムニューシンさん)がアメリカと世界各国との貿易において、為替のことにも注文をつける、このことは日本を例外にすることはないと言ったよ。』

『為替の何を話すの?』

『貿易をする時に大変重要なのが為替レート。アメリカと取引する場合はドル建てて取引されていて、特に輸出をする会社にすれば自国通貨がドルに対して安いほど自国通貨建ての利益が増える。つまり、有利になる訳だね。』

『もう少し、詳しく教えて。』

『日本を例にして、トヨタが1台1万ドルの車を売るとしよう。為替が1ドル=75円だと、円建ての売り上げは75万円、でも為替が1ドル=112円だと、円建ての売り上げは112万円となるので、為替レートが大きい方(ドル高:円安)が儲けが増える。』

『でも、ドルで見た場合は同じ1万ドルのままでしょ?』

『良い質問だね!車を1万ドルで売っていたところ、為替が円安(数字が大きくなる方向に)に動けば、円建ての利益が大きい=利益に余裕がある=値引きしてもOK=車を9,000ドルまで値引きしても大丈夫!となれば価格競争力がついて、アメリカで車が売り易くなる!だから、為替レートが大変重要で、ここにアメリカはメスを入れて円安にならないように話合いを求めてくると言う内容。

『円高の可能性が出てくると言うこと?』

『為替は基本的に2国間の金利差で動く(低い金利の通貨を売り、高い金利の通貨を買う)のだけど、つまりは、日銀(中央銀行)の金融政策である「異次元金融緩和策(金利を超低くして、お金を借りやすくして景気を良くなるようにすること):円安になり易い環境でもある」にもメスを入れてくる可能性があり、将来の円高懸念から今日の株式市場は大幅に下げているよ。「日銀の金融政策」を知りたい場合は、過去のメルマガ(HPのコンシェルブログ)を見てね!』

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