110.日本の長期金利1年振りに0.1%を付ける

『長期金利の指標(代表)である10年満期国債の利回りが昨年7月7日以来の1年振りに0.10%を付けた。』

『0.1%でそんなに騒ぐこと?』

『言う通り、まだたったの0.1%。日本政府が世の中から10年間お金を借りて支払う利息がたったの0.1%。上がってこの水準なので騒ぐことではないよ。』

『では、何なの?』

『日銀が今回の長期金利の上昇に準備したのが、指値オペ(金利が上がらないようにする操作のこと:メルマガ#65号 2016.11.18で詳細を説明しています。)のその指値(操作するための価格のようなもの)が0.11%だった。』

『何かに影響があるの?』

『これまで行ってきた操作では長期金利が0.10%を超えないように徹底したのに、今回は0.11%を超えないように待ち構えた。たった0.01%の修正だけど、少しずつ金利上昇を受け入れ始めるのではと思えるわけだ。もし、そうなら住宅ローン金利に影響するよ。』

『やっぱり、世の中の動きから目が離せないわね!』

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