107.アメリカ予想通りの利上げ

『現地12日~13日で行われたFOMC(金融政策を決める会議)でマーケットの事前予想通りFRB(アメリカ中央銀行)は政策金利を0.25%上げたよ。今年の利上げ予想もあと2回の合計4回に上方修正した。』

『そんなに景気が良いの?』

『インフレ(物の価格が相対的に上がる状態)も目標の2%近辺で上がっているし、失業率も18年振りに良くなったことが利上げの主な決定理由になっているね。』

『アメリカの金利は今後も上がり続けるの?』

『今回のFOMCの発表文を良く見ると、金利はしばらく長期的に見込まれる水準を下回った状態が続くとのシグナルを削除したとある。これからは強い景気が物価上昇を招く可能性が高く、景気を刺激する為に続けてきた金利の低めの誘導はもう必要がなくなったことを示しているね。』

『そんなに景気はうなぎのぼりの勢いが続くのかしら?』

『現時点では、今年あと2回上げた後、来年は利上げペースが一服するのではと予想する人が多いよ。マーケットでは政策(短期)金利が上がっても、長期金利はさほど上がっていない。長期金利の中心的役割を果たすアメリカの国債10年満期の利回りも3%強の域を出ていないので、長期金利の行方に注視したい。あと、ヨーロッパにも目を向けると、今晩ECB(ヨーロッパ中央銀行)理事会(政策金利などを決める会議)があり、景気を刺激する為の国債などの買入額を減らす発言や決定がなされるかに注目だよ。主要先進国が利下げから利上げに動くなか、今日と明日、日銀も金融政策決定会合を行うが、日銀はいつまで今の超金融緩和政策(金利を低く誘導し、世の中にお金の回る量を増やす政策)を続けられるのだろうか。』

『やっぱり、世の中の動きから目が離せないわね!』