89.アメリカ、やはり今年3度目の利上げか

『8日に発表されたアメリカ雇用統計(11月)で、失業率は4.1%と前回同様だが、非農業部門の雇用増加はマーケット事前予想19.5万人を上回って22.8万人と堅調な雇用環境を示した。7~9月の実質GDPも前期比年率換算で3.3%を増え、3年ぶりの高い伸びとなり、来週12~13日のFOMCで金融政策決定で利上げの可能性が高まったよ。』

『マーケットはどう動いたの?』

『為替は素直に少しドルが買われ⇒円安に。113.48円で取引は終了した。』


『絶対利上げされる?』

『マーケットが特に注目しているのが、時間あたり賃金の伸び率。これが今回前月比0.2%、年率換算で2.5%と伸びは緩やか。3%を超えると更に強い数字と理解される。ここはちょっと微妙な結果と言えるね。』

『日本への影響は?』

『来週アメリカが利上げをしても、これは今年2017年の想定範囲内。だからすぐに大きな影響は与えないね。ポイントは来年以降の利上げ見通しがどうなるか。来週の12~13日のFOMCでどのような見通しとなるかに注目しよう。』

『やっぱり、世の中の動きから目が離せないわね!』

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