81.緊張が高まる

『ここ数週間、新聞やニュースから景気動向や企業業績に明るい話題が随分増えているね。世界に目を向けてもアメリカ、カナダ、ドイツ、イタリア、オーストラリア、そして日本の経済に少しずつ明るい兆しが見え、住宅ローンなどを中心に長期金利は上がっているよ。』

『でも、昨日はアメリカ、ヨーロッパ全般、そして日本の株式マーケットは大幅に下がったのよね?』

『うん、北朝鮮が色々な種類のミサイルを実験と称して打ち上げ続けているのは皆さんもご存知だと思うけど、アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮のトップであるキムジョンウンのこれまでの挑発に乗った感情的な発言をして、結果、グアム(アメリカの軍事拠点)を狙う具体的な攻撃目的が示されるという異常事態になってしまっているね。』

『戦争が起こるの?』

『それは誰にもわからない。歴史は繰り返されると言われるけど、そうなって欲しくはないよね。世界で唯一の被爆国である日本は平和を願い、声を出し続ける以外、成すすべがないのが現状なので本当に難しい問題だよね。』

『戦争が起こらないことを祈るわ。』

『そうだね。日本人にとって、特にこのお盆の時期に戦争と言う言葉は身に染みる辛い言葉だよね。ただ、アメリカと北朝鮮だけのことではなく、本当に事が起こったら、日本もその中に入ってしまう可能性が高いことを忘れてはいけないね。このような環境だと一般的には、安全資産として円が買われ⇒円高⇒株安⇒金利下がるか安定といった動きになる傾向が強くなるよ。』

『やっぱりマーケットから目が離せないわね!』