80.アメリカ、ヨーロッパそして日本の景気と金利

『最近各市場で発表される景気についての指標(良し悪しを判断する為の数値)のなかで、悪い時期から回復傾向にあると判断できるものが少しずつ増えているよ。これらを判断した各中央銀行による(金利や資金の供給量をコントロールする)金融政策にも動きが出始めたよね。』

『先進国の中でアメリカは今年2回利上げしたのは知っているけど、ほかの国はどうなの?』

『ヨーロッパもまだ利上げには及ばないけど、これ以上金利の引下げは行わないとした発言をECB(ヨーロッパ中央銀行)のドラギ総裁は公の場で2回も発言したね。先週、これを受けてドイツの長期金利は金利が大きく上がり、アメリカの長期金利も上がり、株式市場が下落し、日本の株式市場も下落した。日本の長期金利(20年超)も上げている。』

『日本銀行の金融政策は変わらないの?』

『市場では色々な意見が飛び交っているね。アメリカ、ヨーロッパの景気が良くなり金利が上がれば、金利差が拡がり為替市場では円安になる傾向が強くなり、結果、製造業にとっては円建て利益が増えるのでメリットは絶大だよね。日銀は、これ以上の超金融緩和の継続は厳しくなる可能性が高いよね。』

『今朝発表された日銀の6月短観(企業短期経済観測調査)も大企業・製造業の景況感を示すDI(業況判断指数)は3期連続で改善しているのよね?』

『景気が良いと答えた企業の割合から悪いと答えた割合を引いたものがDIなのだけど、これが今回プラス17(市場予想平均はプラス15)。この結果に対し日銀は、日本景気は緩やかな拡大に転じつつある、また個人消費も底堅さを増していると答えているよ。この言葉からも更なる金融緩和は無いと見るべきだろうね。むしろ、いつ金融緩和から反転した動きを取るかに注目しよう。』

『やっぱりマーケットから目が離せないわね!』

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