79.アメリカ中央銀行予想通りの利上げ

『現地14日、世界が注目していたFOMC(米連邦公開市場委員会)は政策金利を0.25%引上げ(金利誘導目標を1%~1.25%に)たよ。また今年中にあと1回(合計3回)利上げする見通しも維持した。』

『アメリカの景気はそんなに調子良いの?』

『アメリカの住宅・不動産や車を中心に景気は上向いていたけど、少し足踏みをし始めている業種や地域も見られるので、今後もその動きを見極めないといけないよ。昨日利上げ決定前に発表された消費者物価指数(世の中の人々が実際に物を買う時に払う価格の変動を示す数値)は市場予想を大幅に下回った(前月比0.1%の低下)のが景気停滞だと意識され、為替は一時108円台で取引された。利上げ発表後109円台に戻った格好だよ。』

『先週の雇用統計もさほど力強いものではなかったし、最近の景気動向についての数値はマチマチよね。』

『大切なのは、中央銀行の判断と実際に生活をしている私達との景気の感じ方に何等かの温度差があることが多いので、その違いを見極められると良いよね。ただ、アメリカや他の国の景気実態は住まないとわからないからこそ、情報をできるだけ集めていくことが大切だよ。』

『今回の利上げは日本にも影響するわよね?』

『日本だけに限らず世界中に影響するよ。長年に渡り続いたデフレが本当に終わるのか、いやまた戻るのか。そんな局面にいるのは間違いないね。長期金利の動きには特に注目しようね。』

『やっぱりマーケットから目が離せないわね!』

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