75. 地政学(的)リスク

11日のNY外国為替市場では約5か月ぶりに1ドル=109円台をつけて日本時間でも109円後半で取引されてるよ。株式市場にとっては厳しい材料だね。

何があったの?

色々な要因はあるけど、特には昨今北朝鮮が日本海に向けミサイルを発射したり、中東シリアでは国を動かしているトップ(政権をにぎる人:アサド大統領)が、その国の動かし方に反対をする人たち(反政府勢力)を対象に、でも結果は無差別にサリン(人を死に至らしめる猛毒な液体や気体)を使ったという疑惑があって、それをアメリカが止めようとしているよ。

それがどうマーケットに影響しているの?

トランプ大統領が率いるアメリカは、平和のためにと北朝鮮に向けてたくさんの戦闘機や戦闘員を乗せた空母を北朝鮮近くに配置し、またシリアへもトマホークと言うミサイルを59発も発射して事態を鎮(しず)めようとしている。

それが地政学リスク?

地理的・政治的に何が起こるかわからない=戦争や暴動などが起こる可能性がある=世界の景気に悪影響を及ぼす=株式市場下落=金利は下がる こんな連想がされて、安全資産としてアメリカ国債が買われて(長期)金利が下がり、日本との金利差が縮まって=(ドルの魅力が下がるので)ドル売り円買い=円高となる。こんな環境では日本の金利も上がる可能性は低いよ。

なるほど、その言葉覚えたわ。やっぱりマーケットから目が離せないわね!

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