70. 日銀オペの手詰まり感

先週アメリカ中央銀行FRBは政策金利の据え置きを発表。昨日はアメリカ労働省が雇用統計を発表し、非農業部門の雇用の伸びは事前予想(平均17.5万人)を大きく上回り22.7万人と、アメリカの景気はしっかりと上向きであることを裏付けたよ。ただ注目の平均時給は26ドルと前回の2.5%の増加にとどまり、インフレだと認識される3%には届かなかった。

この数字をどう見れば良いの?

FRBは今年中に3回の利上げを見込んでいる訳だけど、景気がもっとしっかりするまで利上げはないと見るのが一般的だね。現在の市場予想は6月のFOMCでの利上げを見込んでいるよ。

日本の金利には影響はないの?

各市場はトランプ大統領の発言で右往左往する場面もあるけど、アメリカの長期金利は、大統領選前の1.7程度から2.5%程度に上がったまま安定しているので、日本の長期金利も少しずつ上がり、昨日は10年満期国債の利回りは0.15%まで上がる場面もあったよ。

じりじり上がっているわね。もっと上がりそう?

これを見た日銀は、あわてて買いオペ(市場から国債を買って利回り(金利)を下げる)を実施した結果、0.09%で取引を終えたよ。金利差が縮まって「円高」になるのを避けるため、日銀はなんとか金利を低位安定させたい。でも、トランプ大統領から中国と日本は「為替操作国」だとたたかれているので舵取りが大変なのは事実だね。

ますますマーケットから目が離せないわね!