60. 金融政策の限界

20日、21日の2日間をかけて日本(日銀)とアメリカ(FRB)で金融政策を決める会議が行われたよ。

どうなったの?

日本(日銀)は、今後もマイナス金利は維持するけど、これまでの政策とは少し路線を変えて金利曲線を操作することに重点を置いたよ。特に住宅ローンを決める際に大変重要な長期金利の指標である10年満期国債の利回り(金利)をゼロ程度に誘導する(現在マイナス圏にあります)。アメリカ(FRB)も現状維持で利上げは今回も見送り。

マーケットの反応は?

昨日、日本時間では株式市場は好感して上昇し、為替ドル・円も円安方向に動いたが、ヨーロッパ時間に入り、またアメリカの利上げ見送りの結果が出て、株式は日本と同じく利上げ見送りを好感して上昇したものの、為替ドル・円は日米金利差縮小を連想する投資家が増え100円台前半の円高で取引を終えたよ。金利のマーケットでは、現在マイナス圏にある長期金利をゼロに誘導すると言うことは。。。。住宅ローン金利は少し上がる可能性が出てきた訳だよね。ただ実体経済がよほど強くならない限り大幅に上がり続けることはないけどね。

ますますマーケットから目が離せないわね!

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