先週10日(木)にヨーロッパ中央銀行(ECB)は追加金融緩和策としてマイナス金利幅を-0.3%から-0.4%に引下げ、一昨日15日(火)、日本銀行は現在のマイナス金利幅は変更せず金融緩和策継続を決定し、そして昨日16日(木)、米連邦準備理事会(FRB)も現在の金融政策継続を決定し、市場参加者の大半の事前予想通り利上げは見送くられた。
日本の金利と為替への影響はどうなの?
先週10日のECBのマイナス金利幅引下げ発表直後はユーロ圏の国債は買われ金利は下がり、ユーロ通貨は売られたけど、ECBのドラギ総裁のマイナス金利政策の打ち止め感的な発言で一転してユーロ通貨は買い戻されて、日本では住宅ローン金利に影響を与える長期金利の指標である日本国債10年満期物はマイナス0.1%まで落ちた利回りも正常なプラス圏に戻り、円は買われ円高に、今週15日の日銀の金融政策現状維持決定後の日銀黒田総裁記者会見では、(経済の)状況次第では更なるマイナス金利をとの発言で円は売られたが、昨日FRBの金融政策維持(利上げ無し)発表後には円は買われた。
金融政策でマーケットは右往左往しているわね。
金融政策頼み的なマーケットになってしまっている感じは否めないね。でも、いずれは実体経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を反映するので引き続き世の中の動きを良く見ていこうね。
やっぱりマーケットから目が離せないわね!