39. アメリカの景気(益々マーケットから目が離せない!)

前回10月2日に発表された雇用統計内容は予想外に良くなかったけど、今回(昨日)発表された雇用統計の内容は予想外に良くて市場を驚かせたよ。注目されていた非農業部門雇用者数(農業以外の業種に就職した人)は事前の予想平均では前月比18万5,000人増だったのに対して、なんと27万1,000人と非常に良かった。失業率も前月より0.1%改善し5.0%と中央銀行が目標にしてきた「金利引上げ」判断の材料となる水準になったよ。なんと7年6ヵ月ぶりの低水準なんだ。

たった2週間余りでマーケットは様変わりよね。

そうだね。特にマーケットはアメリカ中央銀行の要人達がどんな発言をするか見守ってきた。アメリカ自体の景気は底堅い感じだが世界景気(特に中国の景気減速を意識して)がしっかりせず、要人達はその行方を見極めながら発言をしているけど、ここもと発表された景気に関係する指標(色々な尺度での集計結果のようなもの)が堅調で、金融緩和政策を止めて正常な状態に戻そうと金利引上げの必要性が常に残ること、また要人の中には金利引上げをするべきと言い続ける人もいるんだ。

かなり重要な時期を迎えている感じね。

そうだね。世界は繋がっていて特にアメリカの金融事情は日本の景気に大きな影響を与えるからね。為替を見ても昨夜はこの雇用統計の発表直後のたった1分間で1円強円安になった。間もなく「金利引上げ」(と見る人が増えて)⇒国債(債券)が売られ利回り(金利)が上がり⇒日米金利差が拡がりドルが買われる⇒ドル高(円安)となり終値でも123円を超えて取引を終えたよ。

日本の金利はどうなるの?

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